
眉は、顔の印象を決める大事なパーツです。眉の形も大事ですが、眉の色味も同じくらい大事な要素といわれています。
そんな眉の色味を調整するのに役立つのが”眉カラー”です。この記事では、眉カラーとは何なのかを詳しく解説します。
眉カラーとは

眉カラーとは、カラー剤を使用して眉を染め上げる施術のことです。美容室のヘアカラーと同様に、眉の色味を変化させます。
自分の髪色と合わせて眉カラーをすると、明るい印象となりやすく、垢抜けた雰囲気になれます。ただし、眉カラーの色味を維持するためには、定期的なメンテナンスが必要です。
眉カラーは、個人差がありますが1度染めると約1ヶ月色味を維持できます。眉を短くそろえていたり、細眉にしていると、眉カラーの色味が抜けやすく感じるので注意が必要です。
眉カラーと脱色の違い

眉の色味を変える方法は、”眉カラー”と”脱色”の2種類があります。
脱色は、ブリーチ剤を使い眉の色味を抜きます。ブリーチ剤をおいた時間によって色味が変わるため、高度な技術が必要です。また、脱色後もしだいに明るくなっていき、金髪のような眉になるため、セルフでやる場合は、特に気をつけなければなりません。
対して眉カラーは、カラー剤を使用して色味を変える手法になります。眉カラーの色味は、ブラウン系からグレー系など、豊富にあるところが特徴。眉カラー後に色味が変わる心配もなく、比較的調整がしやすいのもポイントです。
サロンによっては、脱色を眉カラーとしている場合もあるので、あらかじめ確認をしておきましょう。
眉カラーをする方法

眉カラーをする場合は、セルフでする方法と、サロンで施術してもらう方法があります。ここでは、その2つの違いを説明します。
セルフで眉カラーをする
セルフで眉カラーをする場合は、市販のヘアカラー剤を使用することが多いです。ただし、ヘアカラー剤は眉に使うことを推奨されていません。何が起きても自己責任となるので注意してください。
セルフで眉カラーをしたい場合は、色味の選択に気をつけましょう。ヘアカラーと眉では、色の染まり方が違うので、慎重に染める必要があります。
また、セルフで眉カラーをするとき、目に絶対に入らないようにしましょう。眉周辺に保護クリームを塗って、皮膚にカラー剤がたれないように対策をするのがおすすめです。
サロンで眉カラーをする
サロンでプロに眉カラーをしてもらうと、客観的に見て似合う眉カラーにしてくれます。眉カラーは、眉毛サロン・美容室でしてもらえることが多いです。
眉カラーで使う色味の種類は、サロンによって変わるので、予約時に確認しておくと良いでしょう。
また、サロンによっては、眉カラー専用のやさしいカラー剤を使っています。眉カラーの色味が制限されますが、お肌が敏感な人は要チェックです。
自分に似合う眉カラーの選び方

自分に似合う眉カラーは、ヘアカラーによって変わります。例えば、以下のようなおすすめ眉カラーがあります。
- 黒髪の人…ワントーン明るいブラウン系
- 茶髪の人…染めた色よりワントーン明るい色
- 金髪の人…ダークブランなどの暗い色
また、季節によって眉カラーを変えるのもおすすめです。春や夏は明るめの眉カラー、秋や冬は逆に暗めの眉カラーにすると、季節感が出てファッションとなじみやすくなるでしょう。
眉カラーのモチを良くする方法

眉カラーのモチをアップさせる方法のひとつは、眉を伸ばすことです。眉が伸びている状態だと、多少地毛が生え始めても、眉カラーの違和感が少なくなります。
逆に、短く切りそろえていると、眉カラーをしてもすぐに地毛が見えるようになります。地毛が見えるとムラ感が出てしまい、眉カラーをしてもすぐに垢抜けない眉に戻ってしまうでしょう。
また、眉カラー後は、クレンジング剤や洗顔料を使うときに、なるべく無添加のもの、オイルフリーのものを使いましょう。オイルや石油系界面活性剤などが入っているものを使うと、眉カラーの退色につながることがあるので注意してください。

眉カラー前後の注意点

眉カラーは、施術前後に2つ注意点があります。以下で、その注意点をまとめているので、目を通してから眉カラーをしてみましょう。
施術前に肌の調子を整える
眉カラーは、肌に刺激がある材料を使います。そのため、肌の状態が良くないと、眉カラーしたことで肌荒れや赤みを引き起こす可能性があるので気をつけてください。
例えば、眉カラー施術前に日焼けをしていたり、深酒をしてしまうと、肌の状態が悪くなってしまいます。なるべく眉カラーの前日は、スキンケアをしっかりと行い、早めに就寝するようにしましょう。
ニキビや吹き出物などができている場合も、治るまで眉カラーをひかえてください。サロンで眉カラーをする場合は、事前に注意事項をチェックし、気になることがあれば相談をしましょう。
施術後は洗顔に気をつける
眉カラーをした後は、1〜2日間は洗顔に気をつけてください。眉カラーは、24〜48時間と時間をかけてゆっくり定着します。その間は、カラー剤が落ちやすいため、なるべく眉カラー部分は洗顔しないようにしましょう。
特に、水、オイル系のクレンジング・洗顔料、摩擦には注意してください。眉カラー部分が、刺激されないようにやさしく洗顔をすると、眉カラーのモチも良くなります。
眉カラーのメリット・デメリット

眉カラーは、男女ともに垢抜けられる美容施術です。主に以下のようなメリットがあります。
- メイクの時短になる
- 簡単に垢抜けた印象になれる
- 清潔感が増す
しかし、メリットが多い反面デメリットもあります。カラー剤の刺激は、人によっては肌トラブルを起こす可能性があります。ヘアカラー剤で過去にシミたり、痛みがあった人は、眉カラーを割けるようにしましょう。
眉カラーと併用がおすすめの施術

眉カラーをサロンでするときは、眉に関する他の施術を受けるのもおすすめです。
例えば、眉スタイリングと眉カラーを同時に受けることで、整った印象の眉になれます。すっぴんでも出歩けるくらいキレイになり、メンテナンスも楽になります。
また、眉の毛流れを矯正する眉パーマも、眉カラーと相性が良いです。眉パーマは、毛流れのクセがなくなり、眉カラーと組み合わせることで、モデルのような眉になれます。

眉カラーをして垢抜けた顔立ちに

眉カラーは、カラー剤を使って眉の色味を変えられます。眉カラーをすることで、明るく整った印象になり、簡単に垢抜けられるのもポイント。
眉カラーは脱色と違い、色味の種類が豊富なところもメリットです。サロンで眉カラーをすれば、眉カラーのリスクを減らしながら、客観的に見て似合う色味にしてくれます。
眉カラーが気になる人は、まずは眉毛サロンなどに行ってみるのがおすすめです。眉カラーをすることで、きっと垢抜けた顔立ちになれるでしょう。
